お知らせ
#

農業に関する

用語集

その他

営農指導員(えいのうしどういん)

農協の組合員に対して営農全般にわたって指導する職員で、農協ごとに営農指導の担当部署に在籍する。肥料や農薬の販売・使用の指導や農産物の共同出荷など活動範囲は広範囲に及ぶケースが多い。

オペレーター農家(おぺれーたーのうか)

他人から農地を借りたり、あるいは農作業の全部又は一部を請け負って大規模な経営を行っている農家のこと。大規模稲作農家が多い。略してオペ農家あるいはオペレーターともいう。

カントリーエレベーター(かんとりーえれべーたー)

収穫した稲の籾や麦を乾燥し貯蔵する施設(大型サイロ)のこと。貯蔵した籾は、順次、籾摺りされ米となって出荷される。農協が所有、運営するケースがほとんどである。

共選共販(きょうせんきょうはん)

農家が組織的に、農産物を規格に基づいて選別し、共同で販売すること。一般的には農協の選果場に農産物を持ち寄り、選果機などで選別し、農協名(組織名)で市場等へ出荷する。農産物、販売代金は農協(組織)でプールされ、出荷量に応じて分配されるシステムが多い。

系統出荷(けいとうしゅっか)

農協~県農協経済連の組織(系統)を通じて農産物を市場へ出荷すること。農協では、作目ごとなどで組織化された生産部会ごとに行うことが多い。

市場(しじょう)

農産物を競売する場所・機関のこと。生産者が農産物を市場へ持って行くと、登録した買い取り人(卸業者・小売業者)が競売に掛けられた農産物をセリ落として購入するシステム。需要と供給で値段が決まり、生産者が価格を設定することはできない。

市場手数料(しじょうてすうりょう)

市場に出した農産物を販売するのに掛かる経費として、販売価格の一定割合を市場(販売を委託した機関・会社)に支払う料金のこと。手数料は自由化されているが、一般的には8~10%程度。

営農計画(えいのうけいかく)

今後、農業経営をどのように展開(実施)するかを書面にしたもの。一般的には現状に対して5年後の目標を労働力、農地・農業機械の所有、栽培計画、生産販売計画、収支計画、資金計画などを具体的に記述する。

新規参入者(しんきさんにゅうしゃ)

新規就農者のうち、非農家(農業基盤を持たない)で新たに農業を始める人のこと。Iターン(あいたーん)就農者とも呼ぶ。

新規就農者(しんきしゅうのうしゃ)

新たに農業を始める人のこと。高校、大学などの学校を卒業して直ぐに始める人を新規学卒就農者、家に農業基盤があって他産業から農業に転業する人をUターン(ゆーたーん)就農者と呼ぶ。

適期作業(てっきさぎょう)

農作業は天候の影響を受けたり、作物の生育状況に合わせた管理が求められる。最も効率的で作物の生育にも良いタイミングで行う農作業のこと。タイミングが遅れるとその後の生育、収量、品質などに大きな影響を与えることもある。

農業生産法人(のうぎょうせいさんほうじん)

農業経営(生産活動)を行っている法人格を有する者。形態としては株式会社、有限会社、農事組合法人などがある。一般的には大規模経営で人を雇った経営が多い。

農作業受委託(のうさぎょうじゅいたく)

農作業の全部又は一部を請け負う人(受託側)と請け負いに出す人(委託側)の関係のこと。受託者のことをオペレーター農家と呼ぶ。

普及指導員(ふきゅうしどういん)

農業者(主として専業農家)に対して農業技術、経営改善などの支援をする都道府県職員で、愛知県では県内各地域の農林水産事務所農業改良普及課に在籍。担当は農業の担い手支援を行うグループと技術指導を行うグループに分かれており、技術指導は専門分野別に作物(稲麦大豆)、野菜、花き、果樹、畜産がある。

ブロックローテーション(ぶろっくろーてーしょん)

農政上、過剰気味の米について生産調整を行うため、水田の何割かは米を作らずに麦や大豆等に転作する必要があった。水田に麦や大豆等を栽培するには、作柄の安定と水利の管理上、ある区画を定めて集団的に行う方が効率的であることから、転作をする一定の区画(ブロック)を年次毎に決め、このブロックを順番に回していく(ローテーション)土地利用システムのこと。全国に先駆け西三河地方で編み出された。

目揃え会(めぞろえかい)

共同で農産物を出荷・販売する場合、決められた規格を徹底するため最初の出荷をする直前に、生産者の選別する目を揃えるための集まりのこと。選別に差が生じてきた場合には出荷の中間で行うこともある。

持ち寄り共選(もちよりきょうせん)

共選共販をする場合に、規格に基づく選別、箱詰め等は個人が行い、これを集荷場に持ち寄り、検査を受けて共同販売すること。

ライスセンター(らいすせんたー)

収穫された稲の籾を乾燥、籾摺りをして米にする施設のこと。農協や大規模な稲作農家(オペレータ農家)が所有する。小規模な施設をミニライス(センター)と呼ぶ。