就農事例
好きなことを仕事にできる喜びを感じています。
ナス(露地・施設)
露地10a、施設20a
本人、パート1名
平成26年
実家は農家でしたが、製造業の会社に就職しました。会社勤めの傍ら家庭菜園を営むなかで、農産物の成長過程を見る楽しさを感じ、「好きなことを仕事にしたい」という思いが高まって、就農を決意しました。まず、農業大学校の就農者育成コースで基本的な知識を学んだ後、1年間はいろんな品目を栽培し直売所へ出荷して技術を身に着けました。その後、安定した所得が見込めるナスに品目を絞り、少しずつ規模を拡大してきました。農地や施設の確保についてはJAへ相談し、一緒に探してもらいました。
就農前は、「農家って孤独なんじゃないか」という不安がありましたが、まったくそんなことはありませんでした。むしろ、会社員の頃より地域とのつながりが濃くなったと感じています。そして、農産物は手をかけた分だけ、自分に成果が返ってくるというのも、大きなモチベーションになっています。
産直出荷からスタートして、露地ナス、施設での促成ナスと、少しずつ規模を拡大してきています。促成ナスはまだ始めて2年ほどなので、作業の効率化や安定した収量になるよう試行錯誤の日々です。今後も、小さな改善を積み重ねて、品質と収量を少しでも向上させていきたいと思います。
農業経営者として独立するにあたって、具体的な経営目標があると良いと思います。
そして、周りの方への感謝の気持ちを忘れずに。就農には、農機などいろいろと投資が必要になりますが、安く譲ってもらえたり、農地の拡大のチャンスが巡ってきたり…地域や部会のつながりを大切にすると、助けてもらえることが多いと思います。
就農までの道は様々。あいちの農業を知り、情報収集し、就農までサポートします。